セプティミウス・セウェルス帝の凱旋門側からフォロ・ロマーノを出て、坂を登っていくと、カンピドーリオ広場(Piazza del Campidoglio)にでる。ここは、ローマの七つの丘の一つ、古代にはラテン語でカピトリヌス (Capitolinus)と呼ばれた。
広場の中央にあるのはマルクス・アウレリウス帝の像(レプリカ)である。オリジナルはこの広場に面して存在するカピトリーニ美術館(Musei Capitolini)に保管されている。
マルクス・アウレリウス帝は五賢帝の最後の一人。ローマ帝国の版図が最大となった時代の皇帝ではあるが、その時代には盤族の侵入などによりローマ帝国辺境の防衛もすでに盤石のものではなくなっていたようだ。
マルクス・アウレリウス(Marcus Aurelius)も現代イタリアではマルコ・アウレリオ(Marco Aurelio)になってしまう。イタリア語はラテン語の直系の子孫なのだが、マルコと呼ばれるとローマ皇帝の威厳が損なわれるような気がするのは私だけであろうか。
2017年1月イタリア旅行へ
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