トラヤヌス記念柱(Colonna Traiana)は皇帝トラヤヌスのダキア戦争での勝利を記念して創られたものである。一本の柱に、ダキア戦争の様子が巻物のように柱を取り巻いて彫刻されている。ここも前回のイタリア旅行では時間がなくて訪れることができなかった場所である。
柱の上にはもともとトラヤヌス帝の像が置かれていたが、中世に聖人の像に置き換えられてしまったもののようである。現在、柱の上に立っているのは聖ペトロの彫像だそうだ。聖ペトロは、ペテロとも訳される聖人。イタリア語ではサン・ピエトロのことだ。ペトロはカトリックでは初代教皇とされている。
我々がここまでたどり着いたときには、すでに入場できない時間帯となっていたが、柵の外側から記念柱を観ることができた。私は双眼鏡で浮彫を観ることに夢中になってしまい、拡大写真を撮ることは忘れてしまっていたようだ。
ここに掲載した拡大写真は妻が撮影したものである。
我々は、この後、すぐそばにあるトラヤヌス広場へ向った。
2017年1月イタリア旅行へ
0 件のコメント:
コメントを投稿