スペイン広場、トレビの泉、そしてここサンタ・マリア・イン・コスメディン教会(Basilica di Santa Maria in Cosmedin)はローマの観光名所としては定番中の定番である。ローマ帝国の歴史に価値を感じている私にとっては、どれも新しすぎて(!)価値が低いように感じるのだが、やはりそれは特殊な感じ方なのだろう。
ここは教会の名称を言うよりも、真実の口と言った方が通りが良い。映画「ローマの休日」で印象的な登場をした遺跡であるが、これは下水道のマンホールのふたであったという説が有力だそうだ。古代ローマではマンホールのふたさえも劇的だったのだ。
この教会は典型的なバシリカ様式の教会建築である。中央の身廊の両側に二つの側廊が設けられている。天井が壁の上部に設置された木製の梁によって支えられている様子が良くわかる。教会入口に設置された真実の口ばかりが有名だが、この教会も結構見所がある。
しかし、我々の観光目的はやはり真実の口であったので、ここは早々に後にして、チルコ・マッシモ(キルクス・マクシムス)をへて本日の主たる目的地、カラカラ浴場へ向った。
2017年1月イタリア旅行へ
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