サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の近くに「壊れた橋(Ponte Rotto)」といわれる古代の橋の一部が残されている。フォルム・ボアリウムからテベレ川を越えて対岸(トラステヴェレ)へ渡るための橋であった。一枚目の写真の後ろに写っている中洲のような島はティベリーナ島だ。
現在残っているのはアーチひとつ分のみ。
この橋も紀元前二世紀には存在したようであるから、いまから二千二百年の昔、この辺りはいくつもの神殿と市場、そしてテベレ川の対岸へ渡るための石造の橋が存在していたのである。
ちょっとした遺跡にも悠久の歴史を思わされるのが、ローマなのだ。
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