2012年4月8日日曜日

【ジアーノ門】(イタリア・ローマ)

「真実の口」で有名なサンタ・マリア・イン・コスメディン教会のほど近い場所に、ジアーノ門(Arco di Giano)がある。この門の造られた時の正式名称は、コンスタンティヌス門(Arcus Divi Constantini)といい、コンスタンティウス二世が父のコンスタンティヌス大帝の名誉を讃えて西暦356年頃に造ったものであった。




ジアーノ門(Arco di Giano)のジアーノは「ヤヌス神(ラテン語でJanus)」のこと。ヤヌス神は、門(出入口)の神、物事の始りをつかさどる神。一年の始りである「January」はヤヌスの月という意味である。

近くにコンステンティヌスの凱旋門があって紛らわしいために、後世になってこの名がつけられたものか。






この門は、凱旋門をロの字型に連続して配置したような構造になっているので、門の神の名を冠するのは確かに相応しいと思う。

観光ガイドブックではあまり大きく紹介されていないが、真実の口を見に行けばいやでも見える位置にあるから、事前に知っておくと旅の楽しみが一つ増えること間違いない。



(近くにある見所)
・サンタ・マリア・イン・コスメディン教会(真実の口)
・壊れた橋
ヘラクレス・ウィクトール神殿
・マルチェッロ劇場

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