根津神社には神社としては珍しい立派な楼門がある。お寺で山門と呼ばれるものと似ている。楼門は重要文化財である。
正面に唐門を見る。これも重要文化財。端正なたたずまいである。
楼門をくぐり、唐門を通り抜けて拝殿に到達する。以下に根津神社のホームページの記述を引用する。これを読むと、一般的な神社で見掛けることのない立派な構造物が存在する理由が理解できる。
○御社殿
宝永二年五代将軍綱吉は兄綱重の子綱豊(六代家宣)を養嗣子に定めると、氏神根津神社にその屋敷地を献納、世に天下普請と言われる大造営を行なった。翌年(1706)完成した権現造りの本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門の全てが欠けずに現存し、国の重要文化財に指定されている。(根津神社ホームページより)
御朱印をいただく。根津神社の部分がスタンプなのはやや残念なところ。本来、重要なのは御朱印なのだが、宮司さんが墨で書く社号の部分も楽しみの一部なので、省力化せずに筆で記載してもらえると有難かった。
境内には稲荷社が二つ存在し、小規模だが京都の伏見稲荷で見るような、たくさん立ち並んだ鳥居を見ることができる。今回の参詣では、スマートフォンの電池が切れてしまったために、写真に残すことはできなかったが、根津神社を訪れたなら必ずお参りすべき場所である。
今回の参詣は、王子神社を経由して来たので根津神社に辿り着いたときにはすでに夕刻になっていた。根津神社は躑躅(つつじ)が有名なので、躑躅が咲くころ、たっぷりと時間を取って改めて参詣してみたい場所である。
東京十社巡り御朱印の旅へ
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